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VOL.11
洗い流す?洗い流さない?――トリートメントの選び方と上手な使い方。ヘアリンスやコンディショナーとの違いも解説
艶のあるサラサラな髪だと、毎日の気分も楽しくなりますよね。キレイで健康な髪を保つために、ヘアトリートメントの人気も高まっているようです。それにつれトリートメント剤の種類も増えてきて、お店に行っても、インターネットなどの情報を見ても、何を選べば良いのか迷う方も多いでしょう。洗い流すトリートメントと洗い流さないトリートメント、オイル・ミルクなどの種類、なりたい髪質別のトリートメントなど様々です。さらにリンスやコンディショナーとの違いや使い分け方も気になるところ。そんな、知っているとお得なトリートメントの選び方とご自宅でのケア方法をご紹介します。自分に合うトリートメントが知りたい方は、ぜひご覧ください。
目次
- ・なぜ髪には、トリートメントが大切なのでしょうか?
- ・美髪のための自宅でできるヘアケア
- ・トリートメントとリンス・コンディショナーの違いを知る
- ・トリートメントの種類は?洗い流さないトリートメントって何?
- ・洗い流さないトリートメントの選び方
- ・まとめ
なぜ髪には、トリートメントが大切なのでしょうか?
髪は植物とは異なり、自らを修復することはできません。そして紫外線やドライヤーの熱などで髪は日々傷ついており、髪の健康を保つには栄養補給が大切になります。良質なトリートメントは髪の内側に栄養を浸透させてダメージを補修します。さらにダメージを受けにくくする役割もあるなど、美髪を支えるとても頼もしいアイテムと言えるでしょう。トリートメントで補修&予防を入念に行い、キレイで健康的な髪を手に入れましょう。
プロによる施術と自宅ケアを上手に使い分ける
美容室にカットやカラーで行った時に、ヘアトリートメントを勧められた経験がある方は多いのではないでしょうか。一方でお店やネットショップには、自宅でできるトリートメント剤が豊富に売られています。どれを選ぶのがベストなのか、迷ってしまいますよね。
美容師は髪のプロなので知識も豊富です。美容室に通えば髪質や状態に合ったヘアケアをしてもらえるため、補修効果は高いと言えます。とは言え時間的にも経済的にも、美容室に足を運べる回数には限りがありますよね。そうなると、やはり自宅でのマメなケア、手軽に自分でできるヘアケアアイテムが大事になってきます。
美容室で行うプロの施術はリラックス効果も高いため、スペシャルケアとして自分のペースで上手に活用しましょう。美髪は1日にしてならず。美容室のトリートメントで髪にたっぷりと栄養を浸透させたら、日々のケアでその効果を継続させることが重要なのです。
美髪のための自宅でできるヘアケア
美しい髪を維持している方は美容室だけでなく、自宅での毎日のケアを怠りません。自分の髪質や状態に合った正しい方法で、日々忘れずにケアをしていきましょう。以下は自宅で行いたい基本的なヘアケアです。ぜひ今日のバスタイムから取り入れてみてください。
自宅でできるヘアケアの手順
基本的な手順は下記の6つです。
-
①ブラッシング
(髪についたほこりや汚れを落とします。必ず乾いた状態で行いましょう) -
②予洗い(数分間、シャンプーをつけずに髪をすすぎましょう)
-
③シャンプー
-
④トリートメント・リンス・コンディショナー
-
⑤マッサージ
(セルフヘッドマッサージは血行促進になるので、抜け毛予防にも繋がります) -
⑥ドライヤー(手早く頭皮まで乾かしましょう)
髪の健康のために、各手順をぜひ一度見直してみてください。今回のテーマは④トリートメント・リンス・コンディショナーについてですので、正しい髪の洗い方や乾かし方については、下記の別コンテンツで詳しく紹介しているので、ぜひご参考ください。
美しい髪を保つには直接的なケアだけでなく、食事も大きく影響します。髪に必要な栄養素をしっかり摂って、内側からのケアも心掛けましょう。
合わせて読みたい記事
健康的な髪・頭皮のために。今日から始める女性の薄毛対策。 若く見える髪型、老けて見える髪型 正しい髪の乾かし方とは?自然乾燥よりドライヤーが良い?
トリートメントとリンス・コンディショナーの違いを知る
トリートメントもリンス・コンディショナーも、シャンプー後に使うものです。それぞれの役割や違いについては、「何となく知ってはいるけど、改めて聞かれるとわからない」という方も多いのではないでしょうか。以下では、それぞれの役割や使い方についてご紹介します。
トリートメントとリンス・コンディショナーの違い
- トリートメント:髪の内側に栄養を浸透させ、ダメージをケアする
- リンス:髪の表面を保護するもの
- コンディショナー:髪の表面を保護する+保湿効果があるもの
それぞれの基本的な違いは、上記の通りです。実はリンスとコンディショナーはほとんど同じで、髪をコーティングするのが主な役割となります。外的なダメージを防ぐことができますが、すでにある内的なダメージを補修することはできません。一方、トリートメントは内部のダメージを補修することができますが、新しく外部から受けるダメージから保護することはできないのです。
3つの成分は似ているようで少し違っているため、使う目的や方法も異なります。また最近は、リンス・コンディショナー効果のあるトリートメントや、トリートメント効果のあるコンディショナー等、様々なものが販売されています。それぞれの商品の特徴をよく確認して選ぶようにしましょう。
トリートメントとリンス・コンディショナーの使い方
トリートメントとリンス・コンディショナーは、実は使う順番が大切です。
- ①シャンプー
- ②(洗い流す)トリートメント
- ③リンス・コンディショナー
シャンプーで頭皮や髪の汚れを落としてから、トリートメントで内部のダメージを補修。その後、リンス・コンディショナーで髪の表面を保護するという流れです。それぞれの役割を考えると納得できますね。
洗い流さないトリートメントは、トリートメントの種類や目的によってタイミングが変わります。
- ①入浴後しっかりタオルドライしたタイミングで使用
- ②ドライヤーで乾かしたタイミングで使用
詳しくは下記で解説しますので、そちらをご覧ください。
トリートメントとリンス・コンディショナーは、どれか1つだけを使用しても問題はありません。ただ、髪のダメージが気になるようでしたら、トリートメントを使うことをおすすめします。また、この3つのつけ方はシャンプーとは異なるので要注意です。頭皮につけるのではなく、髪の根元から3~5センチくらいのところから毛先にかけてつけるようにしてください。トリートメントやコンディショナーの中には、頭皮のケアも考慮したタイプもあり、それらは頭皮についても問題ありません。そうでないものは頭皮に直接つけてしまうと、毛穴のつまりに繋がる可能性がありますので、使用方法などは商品ごとに確認しましょう。毛先の傷みが気になるようでしたら、毛先に重点的につけるもの良いでしょう。
トリートメントの種類は?洗い流さないトリートメントって何?
トリートメントには、洗い流すトリートメントと洗い流さないトリートメント(アウトバストリートメント)の2種類あります。洗い流さないトリートメントは、ここ10年程度で良く見聞きするようになりました。この2つには一体どのような違いがあるのでしょうか?
洗い流すトリートメントと洗い流さないトリートメント
まずは、洗い流すトリートメントの特徴です。入浴中に使うことから、インバストリートメントとも呼ばれます。
洗い流すトリートメントの特徴
- ・シャンプー後、髪になじませてからすすぐ
- ・髪の内部に浸透してダメージを補修してくれる
- ・髪のダメージを根元から解決したい方におすすめ
洗い流さないトリートメントはお風呂を出てから使うため、アウトバストリートメントという名称で販売しているメーカーもあります。
洗い流さないトリートメントの特徴
- ・外部の刺激から髪の毛を保護してくれる
- ・タオルドライ後になじませることで1日中成分を髪に浸透させることができる
- ・洗い流すトリートメントより手軽にお手入れできる
- ・オイル・ミルク・クリーム・ミスト・スプレー・ジェルなど種類が豊富
トリートメントは使い方別で2種類に分けられます。入浴中に使う洗い流すトリートメントと、入浴後に使う洗い流さないトリートメントの2つです。2つの違いは上記の通りで、それぞれに役割があります。2つのトリートメントを使ってダメージを補修し、美しい髪を目指していきましょう。ここからは入浴後に使う洗い流さないトリートメントについて、もう少し詳しく説明していきます。
洗い流さないトリートメントの種類
洗い流さないトリートメントには、オイルやミルクなど様々なタイプがありますが、各タイプは主に仕上がり感の違いが特徴となっています。自分にはどのタイプが適しているか、さがしてみてはいかがでしょうか。
洗い流さないトリートメントの主な種類
タイプ | 特徴 |
---|---|
オイルタイプ | しっとりした仕上がり。 濡れ髪のような仕上がりをご希望される方におすすめ。 オイルタイプの中でも「しっとりタイプ」「さらさらタイプ」があるので、 どちらの仕上がり感がより好みにあっているか試してみましょう。 |
ミルクタイプ | オイルタイプより少し軽めの仕上がり。 細かくて柔らかい髪の毛の方におすすめ。 ふんわり感を残し、ほどよくしっとりとした仕上がりになるので、 オイルタイプやクリームタイプが重たく感じる方にはミルクタイプがおすすめです。 |
クリームタイプ | |
ミストタイプ | ミルクやクリームタイプよりさらに軽い仕上がり。 細くて柔らかい髪の毛の方で、ふんわりさらさらに仕上げたい方におすすめ。 手を汚すことなく髪全体にムラなく簡単に使用できます。 |
洗い流さないトリートメントの選び方
洗い流さないトリートメントを使ってみようと思って売場に足を運ぶと、商品が多すぎて迷ってしまうこともあるかもしれません。そんな時は、まずは自分がどんな髪になりたいかを考えてみましょう。艶がある髪にしたいのか、ダメージケアをしたいのか、ハリやコシが欲しいのか・・・。それにより選択の幅も、だいぶ絞られるはずです。
ウェットな質感の濡れ髪スタイルには、タオルドライ後の塗布とドライヤーやヘアアイロンの後の重ね使いがおすすめ。日中パサつきが気になった時の毛先対策などにも使えます。
使い方★入浴後に使用する場合
-
①しっかりタオルドライ
(タオルで髪を挟み、軽く根元から中間、毛先と抑えながら水分をとり、水滴がたれなくなる状態が理想) -
②洗い流さないトリートメントを出す
(適量を手のひらや指の間まで伸ばし、まんべんなく髪につけるように心掛けましょう) -
③髪に浸透させる
(毛先から順番に中間部へと、手ぐしで優しく軽くもみ込むようにつけます。こすり合わせるようにつけるのは、髪が傷む可能性があるのでNG。また根元にはつけないように気をつけてください) -
④均一に伸ばす
(最後に目の粗いクシや手ぐしでムラなく均一につけるようにしましょう) -
⑤髪を乾かす
(ドライヤーで根元、中間、毛先の順に乾かします)
ドライヤーの温度が上がり過ぎないように熱風と冷風を交互に使用するなどもおすすめ。 - ⑥重ね付け
(束感を出したいスタイルなどの場合は、もう一度重ね付け)
注意点
- 頭皮にはつけない。
- つけ過ぎない。
また、この他にもスプレータイプやジェルタイプなど様々なタイプがあります。椿油のようなオーガニックなタイプなどもあり、どれが良いのか悩みます。商品にはこんな髪質の方に・・・と言った表示がされているものが多いので、確認しましょう。また使用感を重視して選ぶのもポイントのひとつです。毎日使うものだから香りも重要。シトラス系、フローラル系など好みの香りで、自分がリラックスできそうなものをさがしてみましょう。
まとめ
年齢・生活習慣・体質などの変化によって髪の状態も変わっていきます。「トリートメントが髪に合わなくなってきたかも・・・」「最近髪のダメージが気になってきた・・・」「今使っている商品に不満はないけど、もっと良いものがあるかもしれない・・・」と感じたら思い切ってヘアケア用品を変えてみることをおすすめします。トリートメントは種類が豊富なだけでなく、日々進化をしています。新たな商品を試すことによって、変化するあなたの髪に合うようなものに出会えるかもしれません。
理想の美髪を実現するために、自分に合ったトリートメントを選んで、新しいヘアケアを始めてみませんか。
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